DeployGate 導入企業インタビュー

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
kidsly開発チーム

人材メディアからスマホアプリまで、数多くのサービスを幅広く提供するリクルートグループ各社では、日々のアプリ開発や改善のために、DeployGate Enterpriseがグループ横断的に使われています。 今回はグループ企業の株式会社リクルートマーケティングパートナーズで保育園向けサービス『kidsly(キッズリー)』の開発を担当されている川畑 雄補さま、保坂 智之さま、美馬 優貴さま、相野谷 直樹 さまに、営業や顧客を巻き込んだ同社ならではの開発手法についてお話を伺いました。

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DeployGate 導入企業インタビュー

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
kidsly開発チーム

人材メディアからスマホアプリまで、数多くのサービスを幅広く提供するリクルートグループ各社では、日々のアプリ開発や改善のために、DeployGate Enterpriseをグループ横断的に採用しています。 今回はグループ企業の株式会社リクルートマーケティングパートナーズで保育園向けサービス『kidsly(キッズリー)』の開発を担当されている川畑雄補さま、保坂 智之さま、美馬 優貴さま、相野谷 直樹 さまに、同社ならではの開発体制についてお話を伺いました。

「今すぐ使いたい!早く出してほしい!」
リクルート『kidsly』が実践する、営業と顧客を巻き込んだ開発手法

顧客の現場から社会課題を見極め、逆算してサービスを開発。
エンジニアからデザイナー、営業も一緒に事業を立ち上げ!

― はじめに、みなさまのご経歴と、担当されている業務について教えてください。

- 川畑
kidsly(キッズリー)という保育園向けのサービスでプロダクトオーナーをやっている川畑と申します。 kidslyは保育園の保育士さんと、子供を保育園に通わせる保護者のコミュニケーションを深めるサービスで、登園管理や連絡帳、写真の共有をはじめ、保育園における様々な業務をサポートする機能を提供しています。私はもともとエンジニアの出身で、前職ではシステムのコンサルとサービスのプロデュース、ディレクションなどを担当していました。

- 保坂
kidslyのiOSアプリの開発を担当している保坂と申します。新卒1年目ですが、学生時代からエンジニアのアルバイトで受託開発などを行っていました。

- 美馬
kidslyのAndroidアプリの開発を担当している美馬と申します。私も保坂と同じく新卒1年目です。

- 相野谷
開発支援グループという部署で、グループ横断的に開発基盤の整備や運用を行っている相野谷と申します。以前はリクルートが提供するスタディサプリENGLISHというオンライン学習サービスのインフラエンジニアをしていたのですが、その時にDeployGateの導入などを担当したのがきっかけで、今は社内でのDeployGateの運用全般を担当しています。

― サービスの開発・運用体制について教えてください

- 川畑
私たちは全員「リクナビ進学」や「スタディサプリ」を始めとする、まなび事業本部という教育系サービスの部署に所属しているのですが、その中にkidslyのようなチームがいくつか存在しているイメージです。
社内には他にもゼクシィカーセンサーなどの大規模なサービスを運営している部署もありますが、我々のような新規事業系のプロダクト群は、どこも同じようなスモールチームで運営されています。新規事業系は基本的に社内のエンジニアがすべて内製で作っているものが多いですね。
また、プロジェクト立ち上げの初期段階から、企画サイドの人間だけでなく、エンジニアやデザイナー、そして営業メンバーまで一緒になって事業の立ち上げを行います。

私自身がもともとWeb系にいた身として感じるのは、リクルートは一般的なWeb系の企業と違って、営業現場など顧客の観点から社会課題を定義し、そこから逆算して問題を解決するサービスを作っていくところがユニークですね。営業が強いと言われる文化が良い意味で根付いているなと思います。特に法人や学校単位で契約するタイプのサービスでは、リリース前にプロトタイプを使ってもらい、フィードバックを大量にいただいています。営業とお客さまの信頼関係がしっかりしているので、リリース時にはすでに課題解決の実績が蓄積していることも多いです。

開発途中から相手にしているのが想定顧客ではなく実際のお客さまなので、作ったサービスが「本当にお客さまの課題を解決できているか?」「お客さまの実際の使い勝手は良いか?」という結果がシビアに求められます。kidslyの場合は企画完成までに200以上の保育園に実際にお話を伺いました。

Recruit1

「自分たちが最高だと思うツールを使いたい」

― 開発言語やDeployGateを始めとした開発支援ツールはどのように選定されていますか?

- 相野谷
私が参加した当初は、プロジェクトごとに方針や運用がバラバラで、採用している開発ツールや言語も入り乱れている状態でした。アプリの配布に関してはTestFlightを使ったり、iOS Enterprise ProgramでプロビジョニングしたIPAをそのまま配ったり。さすがに組織の規模も大きくなってきたので効率の良い方法を考えたいよね、という事で、自然な流れでアプリの配布にはDeployGate Enterpriseを全面的に採用することになりました。

- 川畑
とはいえ、私達の事業部は「自分たちが最高だと思うツールを使いたい」という意志が強く、何か1つのツールや言語をトップダウンで押し付けるような事は決して行いません。そのため、開発言語に関してはチームごとに、目的とする案件や対象とするプラットフォームに対して最適だと思うものを、制約なく採用しています。 たとえばkidslyでは弊社内で唯一、Androidの開発に全面的にKotlinを採用していて、もうJavaで書いている部分はほとんど無いですね。 実際のところ、採用しているCIや言語は一長一短があり何度か変更しているのですが、GithubとDeployGateだけはずっと使い続けています。それほど気に入っています。

- 相野谷
特にiOSに関して言えば、弊社の規模ではUDIDの管理が不要なAppleのDeveloper Enterprise Programで従業員にin-houseに配ってしまうのが楽なのですが、プロトタイピングや社内でのテスト目的で配布しようとするとなかなか難しいです。Appleの標準の配布ツールではテスト用途では若干機能が不足しているし、Enterprise Programで開発しているアプリの場合は通常のTestFlight経由でアプリを配る事ができません。 だからといって社内で配布の仕組みを自作して、バイナリをS3に置いて、リビジョン管理の機能を付けて…みたいなことをやっているリソースも暇も当然ないので、DeployGateを使おう!という話になりました。

Recruit2

リモートメンバーから営業までDeployGateを活用
顧客からのフィードバックをすぐに機能へ反映

― DeployGateをどのように活用されていますか?

- 川畑
特に利便性を感じるのはリモートのメンバーと一緒に開発や検証作業を行うときですね。リクルートではリモートワークが採用されていまして、たとえばkidslyのチームメンバーで言えば、遠方からリモートしているメンバーもいます。アプリのアップデートごとにバイナリを渡して試してもらうというのは現実的ではなく、今までとても非効率で大変でした。DeployGateがあれば必ず最新のバイナリを全員に配布した上で意思疎通を行えるので、リモートワークを支える重要なアイテムになっているという気がします。

- 相野谷
アプリの配布に関してはほとんど自動化されていて、kidslyの場合、AndroidはCircle CIでビルドが成功したら自動的にDeployGateにアップロードされて配布されるようになっています。

- 保坂
iOSに関してはfastlaneを使っていて、配布したいタイミングになったときにコマンドを叩いて、DeployGateのfastlaneプラグイン経由で配布しています。エンジニア以外のメンバーへの配布やQA目的の配布などは、混乱が無いようにタイミングを制御していますね。

- 川畑
kidslyでは、営業メンバーにもプロトタイプを配布してお客さまのところで実際に試してもらうということもやっています。「登降園管理」という機能を開発した時の話なのですが、この機能はBluetooth LEを使って、保育園に設置されているタブレットとiPhoneやAndroidの端末が連携して登園状況を記録することが出来るというものです。こういったお客さまの端末と実際に連携したり、実際に現場で触ってもらって初めて使い勝手が分かるような機能は、エンジニアだけで検証するのが難しい。

そこで、現場に近い営業にプロトタイプを配布して、お客さまの前で使ってもらったり、実際に触ってもらったりなどして試しています。 kidslyの場合は保護者の方もそうなのですが、現場の保育士さんが使うツールという側面もあるので、営業が現場を回って試してもらうと、私達の気づかなかったような要望が山盛り出てきます。頂いた要望から頑張って機能を実装したりすると「今すぐ使いたい!早く出してほしい!」みたいな良いフィードバックにつながって。 そうやって、お客さまと開発現場がすごく近くなりました。

- 美馬
また、QAは外部の方に頼むことも多かったりするので、そういった場合でもDeployGateだとテスターの方がちゃんと最新版を使ってくれているか?古いバージョンを使っていないか?などが可視化されているので、安心感がありますね。

- 相野谷
バージョンの可視化と言えば、DeployGateの話ではなく、私が作ったOSSの話になるのですが、fastlaneのタスクでビルドバージョンをアプリのアイコン画像に自動的に挿入するといった細かい運用上の工夫をしています。また、TerraformDeployGateプラグインなんかも作ったりしていて、DeployGate上のユーザー管理や権限管理、グループへの追加・削除などをTerraform経由でコードベースで管理していたりします。このあたりについては、先日のDeployGateのイベント Bakusoku Iterations Tokyo vol. 2でも発表させて頂いたので、ぜひご覧ください。

Recruit3

組織や運用に合わせて自由にカスタマイズした運用ができるように
DeployGateの管理系APIの拡充を期待

― 今後のDeployGateに期待する機能や要望などがあれば教えてください

- 相野谷
APIですね!とにかくAPIの拡充が現時点での一番の希望です。DeployGateは開発中のアプリを統合的に管理するプラットフォームとしてとても優秀なのですが、だからこそ細かい部分を組織や運用に合わせて自由にカスタマイズできると、唯一無二の価値を出せると思います。他の類似サービスはもっとカスタマイズ性が悪かったり、サービスが想定している以上の使い方ができないので。特にユーザー管理系のAPIの拡充が行われると嬉しいです。

- 川畑
あと、権限関係の取扱というか、ユーザー権限の概念が少し難しいと感じています。今公開しているアプリが、一体どういう人たちに、どういう状態で見えているか把握するのに少し慣れが必要で、最初は怖かったり、戸惑ったりすることも多かったです。特に弊社ではかなりの人間がDeployGateを使いまくっているので、本当に今開発しているアプリの権限がしっかり管理できているのか、という事が見やすいのはとても重要です。 エンタープライズ向けということで難しい部分もあるかと思うのですが、わかりやすさや安心感の実現はぜひ頑張って欲しいです。

- 相野谷
DeployGateの強さってバイナリを保持していることだと思うんですよね。だから、バイナリに対する静的解析や、スクショを自動生成するとか、そういった、外部からじゃできないような尖った機能をどんどん追加してほしいです。

- 美馬
地味にXcodeとAndroidStudioのGUIプラグインもほしいですね!やっぱコマンドラインよりGUIだと使いやすいので。

- 川畑
なんだか山盛り要望出しちゃってすみません。もうみんなDeployGate愛が強すぎて(笑)それだけ気に入って使っています。今後のアップデートに期待しています!!

― がんばります!ありがとうございました。

企業情報

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
http://www.recruit-mp.co.jp

事業内容
婚活・結婚・出産育児情報、自動車関連情報、まなびコンテンツ、高校生の進学情報サービスなどを展開

kidsly(キッズリー)


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